MMD

ニコニコ動画などで作品を見ていると、自分の中で生まれる妄想がMADや映像化になって頭から離れないことがしばしばある。

音楽をずっと聴きながら脳内MADは昔からよくあることだった。

自分の中では「これは良い!」と思っても、私にはそれをアウトプットする術がないため、脳内から出ることは決してなかった。

なので一番可能性がありそうMMDを最近触れてみたが、滅茶苦茶難しい。

素材などはダウンロードすれば使えるが、すでに配布停止などのものがあるため、その時点で心が折れそうになったりする。まぁそれは触り始めたのが遅い自分が悪いため仕方ないことだ。モデル、エフェクト、カメラなど色々大変だが触っている内は楽しい。

だけど、いざ何か映像を作ろうと思って考えると「あれも必要これも必要。でもあれは配布停止」と頭が痛い。しかも私は脳内MADが常に流れているため現実との摩擦でリアルに締め付けられるような痛みが出始める。世に作品を出しているうp主たちは本当に凄いんだって事を改めて実感した。

作品系の趣味を続けようとする自分には荷が重すぎた。

だからとりあえず『仕事だと思ってプロットから作ってみた』。

趣味だから熱意との摩擦に負けて進めなくなる。だからこれは仕事だと思ってシーンを書いて必要な素材をピックアップしていった。そうすると思っていたほど苦痛ではなくなり、少しずつ進むようになった。

趣味なのに仕事だと思わないと前に進めないのは何とも悲しいものだ。

だけど自分は今まで仕事も自分で選んだ趣味のようなものなので、もしかしたらこのやり方は間違っていないのかもしれない。ちなみに前職はゲームクリエイターだった。

必要な素材やツールを落とし、少しずつシーンを作っていく。一つのシーンを作るのに2日以上かかったが、出来上がったものを見ると満足感を得られた。

何とか完成まで生きたいけど、気負いすぎると挫折しそう。

気楽に自由に頑張って生きたい。