最近見たアニメ2点

と言っても最新のものではなく1つが5年前、もう一つは2年前くらいのやつだ。

前者は『甲鉄城のカバネリ』、後者は世間を賑やかした鬼を討伐する某呼吸アニメ。

後者を伏せているのはややネガティブ気味な意見を記述するから。

 

まず『甲鉄城のカバネリ』からの感想なのだが、一気に海門の決戦編まで見してしまう程面白い作品だった。

とにかく作画が凄い。戦闘シーンもさることながら背景や無機物の描き込みが凄過ぎる。美麗なのにどこにも違和感がなく、一つの世界観がきちんと形成されていた。

ストーリーの大筋も分かりやすく作品テーマも伝わりやすかったと思っている。

キャラクター性も個人的には魅力的なキャラが多く、ヒロイン、親友、その他の仲間まど立ち位置が確立されていたと思う。主人公も特別な力があるとは言え、ヒロインほど目立った力はなく戦い方も地味目だが、存在自体は濃い方だった。

まだまだ謎が多く正直続きが気になるが、あえて伏せたままの方が良いかもしれない。

残念な点を挙げるとすれば、OPを含め曲自体があまり耳に残っていない点だろうか。

曲自体は世界観の雰囲気に合っていたし良かったとは思う。ただ、あの時のあの場面はどんな曲が流れていたか、など正直思い出すことができない。

OPの曲も作品に合っていたが正直口ずさめない。

と言っても重ねるが『違和感があった』わけではないので気にすることもないと思う。

 

続いて2つ目なのだが、こちらはネガティブ気味な意見が多いで折り畳み式にさせてもらいます。

 さて、2つ目は一世を風靡した鬼を討伐するアニメなのだが…、正直こちらは現在11話程で打ち止めをさせてもらっている状態だ。

11話まで見た感想なのでその後に面白くなる可能性は含んでいると思うし、全部見ていないで批判するのもどうかとは思うのだがとりあえず書かせて頂く。

まず良かった点は、

1:作画が良い。

2:ストーリーは分かりやすい。

と言う点だろうか。戦闘シーンの作画はさすがは天下のUFO、魅せ方が素晴らしい。

ストーリーは良くあるジャンプ系の展開で分かりやすい。ラスボスまでに中ボスを倒していくというものだ。また『敵(鬼)にも同情の余地がある』という描写も含め、子供向けだと思う。

あとはOPも何となく印象に残っている点か。

 

さて、ここからは11話で打ち止めにさせてもらっている理由なのだが、

『ギャグの使い方が悪く、寒い』と点が大きなマイナスポイントになりこれが打ち止め理由になっている。あとは『戦闘中の説明台詞が長いor気になる』点だろう。

まず『ギャグの使い方が悪く、寒い』と点だが、このアニメ戦闘シーンは良く出来ていると思う。迫力があるし技の描写も悪くはない。だから戦闘に専念して欲しいのに、良く分からない意味不明のギャグシーン(しかもギャグなのかも判断しづらい)を無理矢理ねじ込んでくるのだ。正直邪魔でしかない。

こういうノリはワンピースとかでも良くある手法(ジャンプのノリ)なのだが、このアニメの作画や雰囲気には正直合わない。ワンピースなどの割と明るめの作画ならそれが許されたのだろうがこのアニメにはそれが合わないと思った。しかし漫画ではワンピースのような軽めの作風のため、これは『UFOならでは』のミスマッチだと思っている。

UFOの作画は背景などの描き込みが凄く、作品自体の雰囲気が重めなのだと私は思っている。極端で申し訳ないが例えて言うなら新海誠の作風にセクシーコマンドーのギャグを入れるような感じだ。…噛み合わないと私は思う。

 

作品同士を比べるのは正直ナンセンスだとは思っているが合えて2つの作品を比較させてもらう。

戦闘シーン作画:カバネリ>=鬼アニメ

これは甲乙付けがたいがカバネリの方がスピード感はある。鬼アニメの方も凄いがこちらはジャンプ系の動きなので何と言うか目新しさは特に感じない。また上記でも述べたが戦闘シーンで説明台詞が入ると間延びしてしまうのがマイナスになっている。

戦闘シーン以外の作画:カバネリ>>>>鬼アニメ

鬼アニメも背景は良いのだが、カバネリの列車や背景の描き込み度が異常なのである。

またキャラクターの何気ない動きなど細かいのに不自然さがないのも凄い。

日常シーン:カバネリ>>>>>>>[壁]>>>>>>>>>>>>鬼アニメ

これは『ギャグ』などに焦点を当てているが、カバネリはギャグが合っても大袈裟じゃないちょっと「クスッ」と自然と笑えるものに対して、鬼アニメの方が勢いで無理矢理笑わせに来ているような感じだ。笑えないのにごり押しでくるのは正直個人的には

鬱陶しい以外の何者でもない。まぁ良くも悪くも子供向けな印象だ。

ただ本当に申し訳ないのだが、あのギャグは生理的に受け付けない。

 

鬼アニメを見た後にカバネリを見たのだが、総合評価で言うと圧倒的にカバネリの方が面白い。作画にしても作品としても、正直鬼アニメが勝っている部分はないと思う。

まぁ、あくまでも個人の趣味に合っているかどうかで大きいとは思うが。

作品の雰囲気の明暗度は、

鬼アニメ:7/3 カバネリ:2/8 だと感じている。

 

 

カバネリは新作出さないのだろうか…。

アプリが成功していればそれを資金源にできたのだろうけど…残念だ。